我々には備えがある!

当院の災害医療派遣チームは、1991年に雲仙普賢岳の噴火で被災し、多くの皆様からの支援を受けた経験を元に、感謝・恩返し・経験を生かす意味で2012年に結成されました。メンバーは医師1名と看護師7名、技師および事務員4名の12名と、後方支援の事務員3名の計15名で活動を行っております。
当チームは、毎年2回の訓練を行い、また支援活動で経験した中で培った実績を元に、独自の吟味された装備を備え、災害発生の一報と同時に緊急出動し活動を行っています。目標現場を災害最前線と設定しており、最先端まで進み、状況把握のため歩いて情報収集、被災者を探索。その情報を持ち寄り地図の作成を行い、チーム内で共有し被災者の方に対して支援を行っています。現場では、医療処置が必要な場合は直ちに医師へ報告し、対応・処置を行った後、後方支援の救急対応ができる病院へ搬送を行なっています。また、大きな組織では入ることができない災害最前線においては、避難所への避難を拒否され、small groupを形成し独自の避難生活を送っている方々も存在されており、そのような被災者の方々にも医療支援、物資支援などを行うように心掛けています。
このような活動は、当チーム独自の装備と年2回の訓練の実績により行えており、その成果が2016年の熊本地震、鳥取中部地震、2017年の九州北部豪雨災害、2018年の大阪府北部地震、西日本豪雨災害、2019年の佐賀県武雄市豪雨災害、2020年の熊本県豪雨災害、2021年の長崎県雲仙土砂災害、2023年には石川県能登半島地震災害と2017年にも活動した東峰村へ出動し、様々な災害現場で活動することができました。
一般的な災害医療活動と多少逸していますが、日頃より出来る事を行うというチーム目標の元、現在もこの瞬間も常に災害発生に泉川病院全体で備えています。

2016年 熊本地震災害詳細はこちらから
2017年 九州北部豪雨災害(東峰村)詳細はこちらから
2018年 西日本豪雨災害詳細はこちらから
2019年 佐賀県武雄市豪雨災害詳細はこちらから
2020年 熊本県豪雨災害詳細はこちらから
2021年 長崎県雲仙土砂災害詳細はこちらから
2023年 石川県能登半島地震災害詳細はこちらから
2023年 九州北部豪雨災害(東峰村)詳細はこちらから
2024年 石川県能登半島地震災害詳細はこちらから