病院の様々な機能を適切な指標を用いて表した
ものであり、これを分析し、改善することにより
医療サービスの質の向上を図ることを目的とするものです。

  1. 延べ入院・外来患者数
  2. 平均在院日数
  3. 病床利用率
  4. ICD10の大分類に基づいた疾患別患者数
  5. ICD10の大分類に基づいた疾患別平均在院日数
  6. 内視鏡検査件数
  7. 外来化学療法件数
  8. 救急車受入件数
  9. 血管造影・CT・MRI・マンモグラフィ件数
  10. 服薬指導件数
  11. 栄養指導件数(個別)
  12. 褥瘡発生率
  13. 転倒転落発生率
  14. 紹介率

1.延べ入院・外来患者数

延べ入院患者数とは、当日末在院患者数。 延べ外来患者数とは、初診患者数+再診患者数。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
延べ入院患者数 37,903 37,434 38,803 40,414
延べ外来患者数 65,701 64,441 62,090 65,194

2.平均在院日数

1人の患者さんが平均何日入院したのかを示す日数。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
平均在院日数 16.3 16.9 18.3 16.2

3.病床利用率

運用病床数に対し、入院患者がどのくらいの割合で入院していたかを示す指標であり、
病床利用率が高いことは、ベッドを効率的に運用していることを表しています。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
病床利用率 86.5% 85.5% 88.3% 92.3%

4.ICD10の大分類に基づいた疾患別患者数

ICD10とは、異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関(WHO)が作成した分類で、医療機関における
診療録の管理等に活用されています。

基本分類コード 分類名 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
A00-B99 感染症及び寄生虫症 87 84 85 109
C00-D48 新生物 195 180 172 180
D50-D89 血液及び造血器の疾患並びに
免疫機構の障害
36 22 30 21
E00-E90 内分泌、栄養及び代謝疾患 89 85 82 77
F00-F99 精神及び行動の障害 9 7 12 24
G00-G99 神経系の疾患 57 35 58 47
H60-H95 耳及び乳様突起の疾患 23 24 22 32
I00-I99 循環器系の疾患 879 749 694 774
J00-J99 呼吸器系の疾患 387 383 373 343
K00-K93 消化器系の疾患 218 249 198 259
L00-L99 皮膚及び皮下組織の疾患 37 44 39 28
M00-M99 筋骨格系及び結合組織の疾患 43 38 46 33
N00-N99 腎尿路生殖器系の疾患 132 150 127 197
Q00-Q99 先天奇形、変形及び染色体異常 0 1 1 0
R00-R99 症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 116 1 8 8
S00-T98 損傷、中毒及びその他の外因の影響 157 159 157 247

5.ICD10の大分類に基づいた疾患別平均在院日数

基本分類コード 分類名 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
A00-B99 感染症及び寄生虫症 21.55 21.30 18.44 20.17
C00-D48 新生物 16.87 15.28 15.42 17.00
D50-D89 血液及び造血器の疾患並びに
免疫機構の障害
13.28 16.55 18.83 24.05
E00-E90 内分泌、栄養及び代謝疾患 16.45 17.38 24.35 22.47
F00-F99 精神及び行動の障害 82.11 7.86 3.50 3.88
G00-G99 神経系の疾患 7.72 9.86 6.35 8.98
H60-H95 耳及び乳様突起の疾患 8.59 8.88 8.50 8.28
I00-I99 循環器系の疾患 13.77 15.62 15.80 15.52
J00-J99 呼吸器系の疾患 25.83 29.10 29.10 26.17
K00-K93 消化器系の疾患 13.73 11.38 13.66 12.10
L00-L99 皮膚及び皮下組織の疾患 17.22 12.82 12.90 12.79
M00-M99 筋骨格系及び結合組織の疾患 24.49 22.19 22.26 26.27
N00-N99 腎尿路生殖器系の疾患 18.99 18.91 28.83 18.64
Q00-Q99 先天奇形、変形及び染色体異常 0.00 4.00 4.00 0.00
R00-R99 症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 18.60 9.00 12.75 10.88
S00-T98 損傷、中毒及びその他の外因の影響 16.92 16.92 21.93 17.64

6.内視鏡検査件数

内視鏡検査と治療の件数です。検査については、①食道、胃などの上部、②膵臓・胆管、③気管支、
④大腸などの検査件数です。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
内視鏡検査件数 - 1700 1534 2211

7.外来化学療法件数

抗がん剤を使用した化学療法の件数です。外来での治療は自宅での生活を続けながら治療を行う
ことができるため、精神的、経済的な負担低減にも寄与します。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
外来化学療法件数 62 36 50 55

8.救急車受入件数

救急医療は当院の重点医療のひとつであり、休日・全夜間診察事業を引き続き実施するなどし、
積極的な患者受入に努めています。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
救急車受入件数 629 621 650 763

9.血管造影・CT・MRI・マンモグラフィ件数

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
血管造影 757 598 481 574
CT 3749 4013 3714 4413
MRI 847 832 784 910
マンモグラフィ 650 690 746 740

10.服薬指導件数

患者さんへの薬物療法の効果や副作用などの説明・アドバイスを通じて、患者さんの薬物療法への
理解を深めるとともに、より安全で効果的な薬物療法を受けられるよう

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
服薬指導件数 2550 1968 1265 1747

11.栄養指導件数(個別)

患者さんに対して医師の指示に基づき、管理栄養士が栄養状況、食習慣等に合わせて相談や
アドバイスを行い、食生活の改善に向けた支援を行っています。 個人の生活スタイルに合わせた
個別指導と教室形式で行う集団指導があります。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
栄養指導件数(個別) 247 201 221 658

12.褥瘡発生率

長時間の圧迫などにより皮膚が循環障害を起こし傷となる、いわゆる「床ずれ」の状態をいいます。当院では、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など様々な職種により構成される褥瘡対策チームが
中心となり治療・ケアをして褥瘡発生防止に努めています。この褥瘡発生率は看護ケアの質評価の
重要な指標とされています。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
褥瘡発生率 0.56% 0.90% 0.97% 0.73%

13.転倒転落発生率

入院している患者さんの中には年齢や病気の影響により、転倒したり、ベッドなどから転落したり
する可能性が高い方もいます。転倒・転落の原因や要因について分析等を行い、予防策を講じて、
転倒・転落を防いでいます。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
転倒転落発生率 2.26% 2.35% 2.42% 2.59%

14.紹介率

他の病院または診療所から紹介状により紹介された人の割合(紹介率)及び当院から他の病院または診療所に紹介した人の割合(返送・逆紹介率)です。当院は地域医療支援病院に指定されており、
そのための要件の1つにもなっています。今後も地域で信頼される病院作りに努めていきます。

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
紹介率 40.37% 44.74% 46.81% 47.13%