令和5年度 泉川 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 13 27 34 77 153 349 549 688 434
2023年度の退院患者さんを対象として、入院時での年齢で集計し年齢階級別(10歳刻み)に患者数を数値化したものです。
2023年4月1日~2024年3月31日までに退院された患者さんの平均年齢は男性74.03歳、女性78.19歳となっています。また、60歳以上の占める割合は全体の87.09%、80歳以上は全体の48.27%と比較的ご高齢の患者さんが多くを占めており、地域社会の高齢化を反映していることが分かります。

当院での入院疾患の上位5位は下記のとおりです。
1:狭心症 (平均年齢は男性:74.00歳、女性:78.17歳)
2:肺炎 (平均年齢は男性:74.04歳、女性:78.17歳)
3:心不全 (平均年齢は男性:74.02歳、女性:78.26歳)
4:腎不全 (平均年齢は男性:74.00歳、女性:78.23歳)
5:COVID-19 (平均年齢は男性:74.01歳、女性:78.29歳)

当院における60歳代以上の年代別でみる主な入院疾患は下記の通りです。
60歳代:安静時狭心症、末期腎不全、尿路感染症、不安定狭心症/狭心症、細菌性肺炎
70歳代:末期腎不全、安静時狭心症、狭心症、大腸ポリープ、COVID-19
80歳代:安静時狭心症、COVID-19、誤嚥性肺炎、尿路感染症、肺炎
90歳以上:誤嚥性肺炎、COVID-19、細菌性肺炎、尿路感染症、うっ血性心不全
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 105 4.99 4.26 0.95% 73.95
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-2あり 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 65 2.57 3.25 0.00% 73.89
050130xx9901xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-1あり 51 27.96 18.31 3.92% 80.45
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-1あり 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 39 2.64 3.05 0.00% 71.59
050050xx9900x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 33 6.58 5.95 0.00% 68.21
2023年度循環器内科を退院された患者さんは、546名でした。
生活習慣病から進展することが多い、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の症例が高い割合を占めています。
当院は、長崎県内でも有数の心臓カテーテル検査と狭心症に対する冠動脈形成術及びステント留置術を行っており、入院期間短縮、効率化を図るためにクリニカルパスを用いて、通常、心臓カテーテル検査は1泊2日、冠動脈形成及びステント留置術は2泊3日の入院予定です。虚血性心疾患に続いて多い症例は心不全となっています。 心不全は平均年齢が80.45歳とかなり高齢患者さんが多い為、在院日数も長くなっている疾患です。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 40 27.18 20.60 27.50% 86.15
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 19 2.26 2.03 0.00% 51.26
0400801299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし A-DROP スコア0 13 10.08 8.72 0.00% 52.38
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 13 21.69 18.65 7.69% 73.08
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし A-DROP スコア1 12 16.33 13.88 8.33% 88.92
呼吸器内科では、誤嚥性肺炎及び肺炎の件数が多い結果となりました。
高齢からくる嚥下障害(唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引すること)により発症する誤嚥性肺炎が多くの割合を占めており、平均年齢も86.15歳とかなり高く、 在院日数も長くなっています。
次に睡眠時無呼吸症候群が多い症例となりました。当院では睡眠時無呼吸症候群に対するSAS検査入院(1泊2日)・CPAP導入目的入院(2泊3日)を行っており、 退院された患者さんの合計は19件でした。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 53 2.21 2.61 0.00% 68.87
060335xx99x00x 胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 17.06 10.86 29.41% 74.82
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 18.36 13.52 14.29% 74.21
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 12.77 8.95 7.69% 77.77
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 13 4.46 5.64 0.00% 59.62
消化器内科では良性疾患(腺腫)に対し、内視鏡による切除術(EMR)の件数が最も多く、入院日数は約2~3日となっています。男女の比率では男性が75%と高くなっています。また、早期がんへの比較的に短期間で治療ができる内視鏡治療としてESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)も行っています。
上記の他に、急性胆嚢炎、総胆管結石性胆管炎、イレウスなどの入院がありました。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2なし 54 3.19 4.51 1.85% 74.44
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 35 22.40 11.49 11.43% 73.80
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 15 27.20 17.38 6.67% 82.13
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 12 26.75 13.52 0.00% 82.25
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
患者数の多くは、DPC名称が「慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全」で表記されている末期腎不全(人工透析が必要な状況)の患者さんです。当院は人工透析を行っており、通常外来通院にて人工透析を行いますが、腎機能低下が悪化した場合、入院治療を行います。 人工透析は週3回、1回4時間~5時間程度の治療が必要となります。併せて、管理栄養士による食生活等の栄養指導も行います。 また、人工透析にてシャント血管の血詮によるつまりを除去する経皮的シャント拡張術・血栓除去術を通常1泊2日の予定入院で行っています。ほかにも尿路感染症や腎盂腎炎での入院も多く、抗生剤による点滴治療を行います。
泌尿器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 18 19.39 13.52 11.11% 83.56
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患 手術なし 11 7.91 7.92 18.18% 62.00
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - - - -
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 - - - - -
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり - - - - -
泌尿器内科では、「腎臓または尿路の感染症」が一番多い結果となりました。
これは腎盂や腎臓に起こる感染症のことを指します。腎臓でつくられた尿は、腎盂(つくられた尿が集まる腎臓の一部)、尿管を経て膀胱に溜められ、尿道から排出されます。この尿の通り道である尿路に細菌が侵入し感染した場合を尿路感染症といいます。抗菌薬による薬物治療が中心となり、基本的には飲み薬で治療しますが、菌の繁殖場所がより上部で起こる腎盂腎炎では点滴加療が必須となり入院加療を行っています。
続いて上部尿路疾患である腎・尿管結石症が多く、結石が大きい場合は体外衝撃波腎・尿管結石破砕術にて治療を行います。 ほかにも透析シャント狭窄、閉塞に対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術入院や前立腺癌検査(前立腺針生検法)入院も行っております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 24 24.54 17.38 16.67% 85.21
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 21 19.95 13.52 9.52% 82.71
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 19 4.42 4.73 0.00% 65.47
050130xx9901xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-1あり 12 26.75 18.31 8.33% 85.83
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 5.73 5.97 0.00% 70.18
当院は休日や夜間救急患者の対応を行っており、幅広い分野の診療を行っております。
外科では、前庭機能障害である良性発作性頭位めまい症、メニエール病や一過性脳虚血発作などの多くは一時的な症状であったり、また熱中症や脱水症、発熱などで救急搬送され入院となった患者さんの数も多くなっています。必要に応じて他院専門医への紹介も行っております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 29 34.14 19.34 6.90% 82.83
070343xx99x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
160800xx99xxx0 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 - - - - -
160800xx99xxx1 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 他の病院・診療所の病棟からの転院 - - - - -
070230xx99xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 手術なし - - - - -
整形外科の患者数を多く占めている胸椎、腰椎骨折及び脊柱管狭窄症(腰椎の脊柱管が狭くなり、神経根が圧迫し、下肢の血行障害がみられた際は、歩行しているうちに足先からしびれが生じ歩けなくなり、休憩すると再び歩けるようになる)は、保存的な治療後リハビリを主体に治療を行っています。入院された患者さんが自宅へ退院するために家屋の階段・浴室・寝室等の改修が必要となる場合、入院期間が長くなる傾向があります。
次に大腿骨頚部骨折が多く、高齢者の骨折がほとんどであり骨粗鬆症の患者さんが転倒した場合に多いです。 保存的治療が困難であり手術が必要と判断された場合は、高次病院へ紹介を行います。術後のリハビリ目的に当院へ入院されるケースが多いです。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 19 3.26 5.77 0.00% 66.53
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 10 8.50 9.29 0.00% 78.60
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし - - - - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - - - -
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
皮膚科では皮膚の良性腫瘍・悪性腫瘍に対する切除目的入院が一番多く、次に帯状疱疹に対する抗ウイルス剤の点滴治療を行う入院も多くを占めています。
このほかに、蜂巣炎、蕁麻疹、蜂刺症などの入院がありました。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 8
大腸癌 - - - - - - 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者数を初発のUICC病期分類別、及び再発に分けて集計しています。 UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた(1)原発巣の大きさと進展度(2)所属リンパ節への転移状況(3)遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんをI期からIV期の4ステージに分類したものです。 患者数は10未満の為、-(ハイフン)表記としています。
当院では胃癌が多くを占めていました。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 25 9.60 56.40
中等症 81 23.85 82.15
重症 18 31.44 88.89
超重症 - - -
不明 - - -
ここでは細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、 気管支肺炎などは集計対象外となっています。また市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎のことです。 上記表は、A-DROP(重症度分類)という年齢性別、脱水症状の有無、意識障害の有無など5つの項目から重症度を軽傷~超重症に分類したものです。数値が大きいほど重症になってきます。 当院の症例では重症度が高くなるほど、高齢の患者さんが多くなり、在院日数も長くなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 20 33.75 82 20.0
脳梗塞とは、脳内の血管が細くなったり、血栓ができて血管がつまってしまうことで血液の流れが止まってしまい、脳に酸素や栄養が行き渡らなくなります。その結果、脳の神経細胞が壊死して、意識障害や運動麻痺などが起こる病気です。(医療資源をもっとも投入した傷病のICD10がI63$である症例が対象)
「その他」に該当する入院は、発症から4日目以降であったり、無症候性(発症日なし)であるものが該当します。

また当院では高齢の患者さんも多いため、治療後は25%の方が介護老人保健施設への入所となっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 73 1.60 2.64 1.37% 73.88
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 67 0.31 21.36 8.96% 73.52
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 20 7.85 7.80 0.00% 74.40
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 18 0.22 10.11 5.56% 76.17
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 15 2.33 20.73 0.00% 79.33
当院では、経皮的冠動脈ステント留置術が循環器内科での手術において約7割を占めています。
狭心症や心筋梗塞は、心臓の筋肉(心筋といいます)に酸素と血液を送る冠動脈が狭くなったり詰まったりすることによっておこります。経皮的冠動脈ステント留置術は、心筋に血液が十分供給されるように治す治療法で冠動脈内に筒状の金網(ステント)を留置して、血管を広げたままにするための治療です。男女の割合では男性が多数をしめ全体の73%となっています。
当院では24時間365日循環器医が待機を行い、急性心筋梗塞に対し迅速な対応を行います。 また、再発防止の為の薬や食事・禁煙等の指導を行う心臓リハビリテーションも当院では行っています。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
呼吸器内科での手術は入院の経過で手術が必要になった場合のみでした。
10件未満は「-」で表示しております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 52 0.06 1.21 0.00% 68.27
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 17 6.35 14.06 35.29% 79.35
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) - - - - -
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) - - - - -
当院の消化器内科手術は、内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術が52件と多数を占めています。これは主に茎のない平坦もしくは隆起した形をしている大腸ポリープの切除時に行われます。ポリープのある粘膜の下に、生理食塩水などの薬剤を注入して、ポリープを浮き上がらせます。浮き上がった部分の根元に輪状のワイヤーを引っ掛け、少しずつワイヤーを締めて高周波電流を流し、焼き切る方法です。次に多いのが胆管炎や胆石症疾患に対して狭窄した胆道に網目状の構造をした金属製の筒や樹脂製チューブのステントを留置することで正常に胆汁が流れるように経路を確保する内視鏡的胆道ステント留置術でした。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 43 0.58 1.63 4.65% 74.47
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) 13 0.00 2.62 0.00% 76.38
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) - - - - -
K5481 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) - - - - -
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
当院は末期腎不全に対する人工透析を行っています。人工透析を行う際には、体外循環が必要となりますが、透析回路に十分な血流を循環させるためには、内シャントの造設が必要です。造設後も内シャントに狭窄・閉塞などのトラブルを来さないようにする事が重要です。このため、当院では安全に透析治療を受けていただくために定期的にシャントの状態など確認し、経皮的シャント拡張術・血栓除去術、内シャント血栓除去術を施行しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) - - - - -
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) - - - - -
K771 経皮的腎嚢胞穿刺術 - - - - -
- - - - - - -
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術とは腎臓から尿管・膀胱・尿道の通り道にできた結石が大きくなり自然排出が難しくなり、尿の流れが妨げられ腎臓の働きが低下してしまう腎結石・尿管結石症に対してレントゲンで結石の位置を確認しながら、体の外から結石に焦点を合わせて衝撃波を3000〜4000発、約30〜60分間の治療を行います。他の臓器を傷つける事無く、結石のみ砂状に細かく砕き尿とともに自然に体外に排出させます。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) - - - - -
K6335 鼠径ヘルニア手術 - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
10件未満は「-」で表示しています。
当院外科の手術上位は、中心静脈注射用植込型カテーテル設置、鼠径ヘルニア手術となっています。
中心静脈注射用植込型カテーテル設置については他院からの依頼もあり、主に長期の栄養管理を目的として、高齢者の方や寝たきりの患者さんに対して施行しています。ほかにも、胸水・腹水濾過濃縮再静脈法なども行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
整形外科では、2023年度の手術事績はありませんでした。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
当院では皮膚、皮下腫瘍摘出術が大半を占めていますが、手術コードが腫瘍の大きさ、露出部・露出部位外でそれぞれコードが異なる為、
それぞれを集計すると件数が10件未満となり「-」で表示しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 12 0.55%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
上記表において、「発生率」は全退院患者数に対する各症例数の発生率です。 「入院契機」は、入院の契機となった傷病名と、最も資源を投じた傷病名が同一であるかどうかをみる区分です。 敗血症の発生率は少数ですが、それ自体が入院契機として入院されるケースも少ないです。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
- - -
肺血栓塞栓症発生のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した場合、肺血栓塞栓症の予防対策として、弾性ストッキングの着用、間歇的空気圧迫装置の利用、抗凝固療法があり、リスクレベルに応じて単独あるいは併用が推奨されています。
当院では、リスクレベル「中」以上の手術を施行した件数、予防対策が実施された件数は10件未満でしたので「-」で表示しております。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
342 173 50.58%
菌血症・敗血症といった重篤な感染症を診断する上で、血液培養は不可欠な検査です。
当院においては、血液培養の採血指示があった患者さんのなかでも、状態悪化により2か所からの採血が困難な症例が多くみられました。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
363 154 42.42%
不適切な抗菌薬の使用により、耐性菌の発生や蔓延の原因になり得ることから、抗菌薬の適正使用を推進する取り組みが求められています。
広域スペクトル抗菌薬を使用する場合は培養検査を早期に実施し、適切な抗菌薬使用に努めて参ります。
更新履歴
2024/09/25
病院指標を公開しました。