2019年度 栄和会泉川病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 20 23 34 86 163 381 532 744 335
退院患者さんの人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。
2019年4月1日から2020年3月31日までに退院された患者さんの60歳以上の占める割合は全体の85.94%、80歳以上は全体の46.55%と比較的ご高齢の患者さんが 多くを占めており、地域社会の高齢化を反映していることが分かります。

2019年4月~2020年3月退院された患者さんの平均年齢は男性72.96歳、女性77.34歳となっており 入院疾患の上位5位は下記のとおりです。
1:狭心症 (平均年齢は男性:69.58歳、女性:73.36歳)
2:肺炎   (平均年齢は男性:80.92歳、女性:85.40歳)
3:心不全 (平均年齢は男性:81.88歳、女性:86.30歳)
4:心筋梗塞(平均年齢は男性:69.27歳、女性:76.93歳)
5:尿路感染症(平均年齢は男性:75.18歳、女性:79.95歳)

60歳代以上の年代別でみる主な入院疾患は下記の通りです。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード DPC名称 件数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050XX99100X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 132 2.53 3.01 0.76 69.65
050050XX02000X 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1・2あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 121 4.72 4.40 1.65 74.05
050130XX9901XX 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 76 49.80 19.44 7.89 83.83
050050XX99000X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 49 7.08 7.03 0.00 66.02
050050XX99200X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 39 2.26 3.15 2.56 69.69
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の症例が高い割合を占めています。 狭心症や心筋梗塞は生活習慣病から進展することが多く、冠動脈CTや心臓超音波検査、冠動脈造影(心臓カテーテル検査)を行います。 心臓カテーテル検査は通常1泊2日の予定入院で行います。 また、冠動脈の狭窄や閉塞部部分に対して、バルーンやステントを用いて病変部分を拡張し治療する冠動脈形成術及びステント留置術は2泊3日の予定入院で行います。 当院ではクリニカルパスを用いて、入院期間の短縮、効率化も図っています。 虚血性心疾患に続いて多い症例は心不全となっています。 心不全は平均年齢が83.83歳とかなり高齢患者さんが多い為、在院日数も長くなっている疾患です。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 件数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250XX991XXX 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 33 2.42 2.03 0.00 54.12
0400801499X001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし A-DROP スコア1 26 18.88 13.48 3.85 86.50
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 20 41.90 20.84 15.00 81.45
0400801499X012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり A-DROP スコア2 19 31.00 18.27 10.53 86.74
040040XX9900XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 19 25.00 14.62 21.05 83.95
肺炎はA-DROP(重症度分類)スコア数により軽症(スコア0)、中等症(スコア1.2)、重症(スコア3)、超重症(スコア4.5)でDPCコードがそれぞれ異なるため実際は、 患者数が最多になります。高齢化による影響で男性70歳以上、女性75歳以上に該当すると重症分類の評価項目の1つに上げられる為、中等症になりやすくなる状況にあると考えられます。
また、食べ物や唾液などが細菌とともに誤って気道内に入ってしまうことから発症する誤嚥性肺炎も高い割合を占めています。 誤嚥性肺炎の発症には高齢からくる飲み込みに関係する機能が低下している(嚥下機能障害)ことが背景にあります。平均年齢もかなり高く在院日数も長くなっている傾向です。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100XX01XX0X 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 47 2.23 2.63 4.26 66.62
060340XX99X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 19 26.89 9.68 21.05 81.95
060335XX99X00X 胆嚢水腫、胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 13 19.15 10.65 15.38 79.46
060130XX99000X 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 12 7.92 7.42 0.00 73.17
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
消化器内科の内視鏡でポリープを切除する手術目的入院入院で最も多いのは大腸ポリープ・大腸腺腫の治療として内視鏡でポリープを切除する手術目的入院となっています。 通常、1泊2日の入院予定で行っています。
また胆管結石症の治療としての入院は手術の有無をなくせば、実際は当科入院数の多くを占めています。
上記の他に、胃の悪性腫瘍、急性出血性胃潰瘍、急性胃腸炎、結腸憩室炎などの入院がありました。

腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180040XX97X0XX 手術・処置等の合併症 手術あり 手術処置等2なし 透析シャント狭窄、閉塞に対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術 58 2.05 11.84 0.00 72.50
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 35 16.60 11.67 2.86 74.91
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 12 21.50 12.58 8.33 74.33
0400801499X012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり A-DROP スコア2 - - - - -
030410XXXXXXXX めまい(末梢前庭以外) - - - - -
腎臓内科では末期腎不全の為、人工透析が必要な状況の患者が多くをしめています。通常外来にて4~5時間程度を週に3回の人工透析を行っていますが、腎機能が悪くなったり別の疾患を併発した場合など入院にて治療を行います。 また、人工透析にてシャント血管の血詮によるつまりを除去する経皮的シャント拡張術・血栓除去術を通常1泊2日の予定入院で行っています。
尿路感染症や腎盂腎炎での入院も多く、抗生剤点滴による治療を行います。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 24 20.08 12.58 4.17 78.75
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 18 26.61 11.67 5.56 78.89
11012XXX040X0X 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1 なし 副傷病なし 11 4.73 2.64 9.09 61.09
030400XX99XXXX 前庭機能障害 手術なし - - - - -
11012XXX99XX0X 上部尿路疾患 手術なし 副傷病なし - - - - -
腎臓または尿路の感染症による発熱等で休日や救急車にて夜間救急に来られた患者さんの入院が多くを占めています。 また、当院の泌尿器科の医師は透析患者も受け持ち末期腎不全の治療もおこなうため腎臓内科と同じく末期腎不全の入院も多い結果となりました。 ほかにも透析シャント狭窄、閉塞に対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術入院や前立腺癌検査(前立腺針生検法)入院もおこなっております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 25 20.40 12.58 4.00 78.08
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 12 11.17 17.71 25.00 88.50
030400XX99XXXX 前庭機能障害 手術なし 12 6.25 5.01 0.00 70.00
060380XXXXX0XX ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 11 9.00 5.39 0.00 66.73
060335XX99X00X 胆嚢水腫、胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 10 24.60 10.65 10.00 85.80
外科では、救急疾患の割合が多く、特に発熱や食欲不振、めまい、腹痛等の症状で来院され検査後、治療や経過観察を要すると判断された場合の入院が高い割合を占めています。 必要に応じて他院専門医への紹介も行っております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690XX99XX0X 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 27 37.44 19.40 7.41 85.00
160800XX99XX0X 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 副傷病なし 16 44.06 14.43 6.25 84.94
070343XX99X01X 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり - - - - -
160660XXXX0X0X 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 手術・処置等1 なし 副傷病なし - - - - -
160870XX99X00X 頸椎頸髄損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
整形外科の患者数を多く占めている胸椎、腰椎骨折は保存的な治療にてリハビリを主体に行っています。 リハビリでは主に体幹・下肢筋力訓練を行い、痛みや骨折部の安定に伴い起立・歩行訓練を行っていきますので入院期間が長くなる傾向があります。
股関節大腿近位骨折に関しては、転倒等にて受傷後、保存的な治療では困難な為、高次機能病院にて人工骨頭置換術施行後、経過良好となられた患者さんのリハビリ目的の入院が当院では多くを占めています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180060XX97XXXX その他の新生物 手術あり - - - - -
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 - - - - -
080006XX01X0XX 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし - - - - -
080080XXXXXXXX 痒疹、蕁麻疹 - - - - -
080010XXXX0XXX 膿皮症 手術・処置等1 なし - - - - -
皮膚科では皮膚の良性腫瘍・悪性腫瘍に対する切除目的入院と帯状疱疹に対する治療目的入院が多く、帯状疱疹では抗ウイルス剤の点滴治療を行い数日間入院を行います。
このほかに、蕁麻疹、急性膿皮症、紅斑症などの入院がありました。
初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 7、8
大腸癌 - - - - - - 1 7
乳癌 - - - - - - 1 7
肺癌 - - - - 13 - 1 7、8
肝癌 - - - - - - 1 7
胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者数を初発のUICC病期分類別、及び再発に分けて集計しています。 UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた(1)原発巣の大きさと進展度(2)所属リンパ節への転移状況(3)遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんをI期からIV期の4ステージに分類したものです。 患者数は10未満の為、-(ハイフン)表記としています。
当院では肺癌が全体の多くを占めております。 また不明となっている症例については、1泊2日の「経気管肺生検法検査」入院によるものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症(スコア0) 12 9.75 59.17
中等症(スコア1.2) 137 24.61 84.60
重症(スコア3) 32 28.75 84.91
超重症(スコア4.5) 5 21.20 84.80
不明 - - -
成人市中肺炎をA-DROPスコアという重症度分類を用いて集計しております。
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎のことです。
A-DROPスコアとは年齢性別、脱水症状の有無、意識障害の有無などの5つの項目を用いて0~5に分類したものです。0点:軽症、1~2点:中等症、3点:重症、4~5点:超重症となります。
ここでは細菌による肺炎を集計対象としており、ウイルスによる肺炎や誤嚥による肺炎は対象外となっています。
重症度別患者数では中等症が一番多い患者層で、平均在院日数は24.61日間でした。軽症は若い患者層で平均在院日数も9.75日間と短くなっています。重症・超重症の平均年齢は84才以上の高齢者で、在院日数も長くなる傾向があり、抗菌薬の適正な選択を行い治療を行っています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
I63$ 脳梗塞 3日以内 18 31.72 80.56 5.56%
その他
脳梗塞は、脳に酸素と栄養を運ぶ動脈が詰まり、脳への血液供給が途絶えてしまうことによって、意識障害や運動麻痺などが起こる病気です。(医療資源をもっとも投入した傷病のICD10がI63$である症例が対象)
「その他」に該当する入院は、発症から4日目以降であったり、無症候性(発症日なし)であるものが該当します。
発症日から「3日以内」「その他」に分けると10未満になるため、分けずに合計した数値を記載しています。

当院では高齢の患者さんが多い為、治療後は介護老人保健施設への入所が多くなっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 85 2.32 2.84 1.18 74.25
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 62 1.48 29.16 3.23 74.02
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 24 5.04 17.79 12.50 81.54
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 19 0.37 4.26 0.00 71.74
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 19 2.37 15.95 0.00 78.68
冠動脈精査にて冠動脈(心臓を養う血管)が動脈硬化により、どの血管にどのくらいの狭窄があるか調べる心臓カテーテル検査(1泊2日)を行い、狭窄があっても緊急性がない場合に、予定入院にて冠動脈形成術及びステント留置術(2泊3日)を行っています。
また当院は24時間365日循環器待機を行い、急性心筋梗塞に対し迅速な対応ができる体制をとっているため、緊急経皮的冠動脈ステント留置術の件数も多くなっています。循環器内科では上記の他に、不整脈に対しての経皮的カテーテル心筋焼灼術や下肢閉塞性動脈硬化症に対しての下大静脈フィルター留置術等も行っています。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
呼吸器内科での手術は入院の経過で手術が必要になった場合のみでした。
自己喀痰ができなかったり、また気道確保のための気管挿管が困難な場合に行っています。
10件未満は「-」で表示しております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 48 0.04 1.19 4.17 66.67
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 10 4.90 16.10 10.00 84.30
K654 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 10 4.80 18.20 10.00 71.90
K6532 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 - - - - -
大腸ポリープには切除必要なものと切除不要なものがあります。 切除が必要なものは悪性化している可能性のあるものや、将来的に悪性化する可能性のあるものです。 当院では病変に応じた種々の治療法がありますが、基本的にはポリープの根元を染色できる薬剤を注入して隆起させ、電流を流して熱で焼き切る内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が大半を占めています。
手術にはポリープ切除による治癒という目的のほか、ポリープ全体の組織を調べるという目的もあります。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 59 0.41 1.20 0.00 72.68
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 - - - - -
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
経皮的シャント拡張術・血栓除去術とは人工透析を行う際、人工的に作成したシャント血管が長期間の使用により細くなったり詰まったりしてしまう為、カテーテルという細い管を肘の動脈や静脈へ挿入し、造影して血管の状態を調べ、血管に狭い部分があればバルーンカテーテル(風船が先端についた細い管)で狭い部分を拡張したり、血管に詰まった血栓を取り除く手術のことをいいます。

10件未満は「-」で表示しております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 10 1.30 2.30 10.00 60.10
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) - - - - -
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 - - - - -
尿路結石症とは腎臓から尿管・膀胱・尿道の通り道にできた結石が大きくなり自然排出が難しくなり、尿の流れが妨げられ腎臓の働きが低下してしまいます。 当院では体の外から衝撃波をあて、他の臓器を傷つける事無く、結石のみ砂状に細かく砕く対外衝撃波腎・尿管結石破砕術を行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K7434 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術(硬化療法)を伴わない) - - - - -
鼠径ヘルニアとは本来、お腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、加齢により筋肉がもろくて弱くなることで足の付け根の部分(鼠径部)より脱出する病気です。 鼠径ヘルニア手術では腸が出てくるヘルニア孔をポリプロピレンでできた人工の素材で塞ぎ、周囲の脆弱部を補強します。
また、長期間の輸液・高カロリー輸液・特殊な薬剤を安定して投与することができる、中心静脈注射用植込型カテーテル設置術や尿管狭窄を伴う水腎症に対して経尿道的尿管ステント留置術等も行っています。
10件未満は「-」で表示しております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
整形外科では、骨折非観血的整復術(前腕・鎖骨)を施行しておりますが、集計条件から除外対象手術に該当しているため上記表に記載がありません。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0911 陥入爪手術(簡単) - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
皮膚科では皮膚、皮下腫瘍摘出術が大半を占めていますが、手術コードが腫瘍の大きさ、露出部・露出部位外でそれぞれコードが異なる為、
それぞれを集計すると件数が10件未満となり「-」で表示しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC6桁 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 62 2.72
異なる - -
「発生率」は全退院患者数に対する各症例数の発生率です。 「入院契機」は、入院の契機となった傷病名と、最も資源を投じた傷病名が同一であるかどうかをみる区分です。上記表での「手術処置等の合併症」に分類される傷病名は、当院では透析シャント狭窄、透析シャント閉塞、カテーテル感染症があります。

10件未満は「-」で表示しております。
更新履歴
2020/09/14
機能評価係数2の保険診療指数における「病院指標」を公開しました。