ミラドライ導入1周年にあたり

多汗症・腋臭症の治療器であるミラドライを導入いたしまして、この10月で1年となりました。
不慣れな中から始めた本機器による治療ですが、多くの患者さんに県内はもとより遠く関東、関西さらには海外に在住の方にも来院いただきました。
2019年10月現在まで60人あまりの方が治療を受けられました。
今後もよりスムーズな処置が実施できるよう研鑽を積んで参りたいと存じます。

当院は長崎県島原半島の総合病院として、地域医療への貢献が最も大事な責務です。
ミラドライを実施する我々皮膚科にとっても、これは変わるところはありません。したがって、本処置の実施に割ける時間は決して多くありません。

当院では治療を受けるにあたり、海外の方など来院が著しく困難な方以外、必ず事前の説明に来院をお願いしています。
説明・治療 ともに、平日のみ実施となります。
体調(特に発熱等)不良の方は、遠方から受診の方であっても説明・治療は延期することになります。

・・など当院がミラドライの実施にあたり、規定したルールは上記のように様々です。
自由診療を実施されている都市部のクリニックさんで治療を受けるのに比べて、当院での治療は 条件が厳しく、遵守していただくお願いが数多くあります。

これらは働き方改革の世の中の流れに正しく歩調を合わせる上で、また感染症の予防をはじめとする安全のため当院として必要と考えているものです。
お問い合わせの中で ‘夜間や週末に説明や治療をできないのか?’ とお尋ねを受けることも多くあります。大変申し訳ありませんが、これらのお願いについてはどのような事情がある方であってもお受けできません。