災害医療派遣訓練の様子
当チームは、極暑の夏と極寒の冬の年2回の訓練を毎年行っています。
また支援活動で経験した中で培った実績を元に、独自の吟味された装備を備え、
災害発生の一報と同時に緊急出動し活動を行っています。
当院チームの訓練は、これまでの出動経験で確信できた活動「サーチ&レスキュー」や
「地図の作成」方法の再確認に合わせ、課題である「体力」を訓練に取り入れた内容で行って
います。チーム全体で総歩行約80kmを超える距離を歩き、疲労の中での迅速かつ効率的で安全な行動を模索しながら、連携の精度をあげる訓練や、当院の多くのスタッフに協力していただき、
川を利用し時間内に被災者を安全かつ迅速に対岸へ移動避難させる訓練など、実践的な技術訓練も行っています。
皆様のご協力のおかげで、現場で被災者に可能な限りの医療提供ができ、救える命の可能性の向上につながる訓練ができたことに感謝しつつ、今後も被災地へ迅速な派遣ができるよう準備していきたいと考えています。